2011年5月8日日曜日

破壊からの創造

早いもので、震災から2ヶ月が経とうとしている。その間何ができて何ができないのか。ある程度、理屈でつめられるものは予定が立てられるし、おそらく過去の延長線上に戻すことがOKなことに関しては、それで良いと思う。
自分が日本に関して驚いているし、頼もしいと思っていることがある。夏場の電力不足のことだ。
全ての使用者が努力によって夏場の電力不足をしのごうとしている。そして、ひょっとすると電力不足をクリアーしそうなところまで見え始めている。自分含めて、冷房は最小限度だし、クールビズ当たり前、待機電力すら節電することを決めている。総電力量20%は削減は約20年前の1990年代の水準に落とそうとしている。まあ、ここまでは皆、新聞等で知っている話。
私が頼もしいと思っているのは、この節約行動で、単なる節約ということではなく、いろいろなアイディア、例えば、看板の消灯、電灯の間引きに限らず、自家発電、工場稼働時間の時差調整などで消費電力削減を実現しようしていることである。
特に工場稼働時間の調整は、勤労者のワークスタイル、時間を変えるものであり、そのことでこれまでの延長とは違う新しい動きが見えてくるであろう。つまり、日本全体としてクリエイティビティーを発揮して新しいライフスタイルを作ろうとしているように見える。
東京電力の問題から、東北の震災に関していろいろなマイナスが出ている。「管何やっているんだ」って怒りが渦巻いているのも判る。多くの日本人が今ライフスタイルという、これまでの延長行動をいきなり路線を変えて進もうとしているし、おそらくできるであろうのに、なぜ、東北でそれができないのかと素朴に思う。
東北の経済状況は壊滅なのはわかっている。かといって、昔に戻したからといって、トレンドとして過疎だったし、決して経済的に右肩上がりではなかった。過去の延長線で物事直したからといって、過去以上に良くなることはないのだ。なので、電力の事例からも示された通り、日本人はライフスタイルを変えるくらいの創造ができるのだから、同じように創造力を使って、まったく新しいことを実行して欲しい。

遷都や道州制、税制優遇の経済特区での企業誘致、震災に強い新都市の建築、いろいろできると思う。放射能の被災地の方には申し訳ないのだが、あの地域を立ち入り禁止地域にして、その分、新しいところを作ればよいと思う。その際、被災者には十分配慮しつつ、過去の延長線上とは違う新しい創造で創っていけば良いと思う。いろいろな痛みを伴うが、「もう一度作り直そう」を同じものを作るという意味でなく、戦後創造力で新しいものを作って蘇ったように、新たな発展を作れそうなことを実行して欲しい。その際、自分は自分としてできることを行っていきたいと思う。

このまま、増税、縮小均衡に向かうようだと、企業はどんどん日本から出て行ってしまう。新しい創造力を持った新しい人材もそれに伴ってますます少なくなってしまう。そうなってしまうと、首が絞まってしまうだろう。

破壊から創造をしなければならない。

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